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医療機関ごとに薬を多く処方されている

医療機関の中でも病院は、単体の医療を提供することがほとんどです。
それなら、単体のコースを複数お願いすればいいのではないかと考えるかもしれません。
実際に、血糖値と血圧が高く、心臓も悪いことがわかり、糖尿病と血圧と心臓の専門医にそれぞれかかっていたら、次はひざと腰も悪くなって整形外科にというようなことは、後期高齢者などにはよくあることです。
年を重ねるごとに病気は増えていくものですが、今は医療がどんどん専門分化していて、新しい症状が出るたびに、その専門医に診てもらっていては、きりがありません。
また、同時に飲みきれない薬が増えていくということもあります。
合計で十数種の薬を服用しているという人も多いです。
服用する薬の量が5種類から6種類になると多剤投薬といって、未知の副作用や相互作用の可能性が高まりますし、薬の数に比例して、転倒リスクが高いこともわかっています。
加えて、医療費の問題もあります。
複数の専門医をまわり単体の医療を受けるのではなく、一か所ですべてを総合的に診てくれる医療に切り替えれば、薬は減らすことが可能です。
診療規則に基づいて、医者は必要な薬を処方しますが、患者はいらないといって、多すぎる薬を拒否することもできます。
また、近年では、おくすり手帳の活用も有効です。

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